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令和4年度決算のあらまし

概要

 令和4年度は、将来にわたり安全・安心な水の供給と経営の安定化を図るため、第4次水道事業総合計画「はちのへ水ビジョン2019」に基づき、施設の維持管理・更新事業を中心に事業を進め、更に水道施設や管路の耐震化等を実施しました。

業務量

令和4年度令和3年度増減増減率
給水人口

297,228 人

300,805

-3,577

-1.2 %

給水世帯数 145,012 世帯 144,451 世帯 561 世帯 0.4 %
年間総配水量 29,495,783 ㎥ 30,059,637 -563,854 -1.9
1日平均配水量 80,810 ㎥ 82,355

-1,545

-1.9
1日最大配水量 87,666 ㎥ 91,714 -4,048 -4.4

財政の状況

 主要財源の給水収益は70億4千8百万円と前年度に比べ1.9%減となり、費用は電気料金の高騰や物価上昇等の影響により一段と厳しい財政状況となっています。収益的収入は、前年度に比べ1.2%減の83億9千4百万円、収益的支出は前年度に比べ6.1%増の78億8千6百万円となり、この結果、収支差し引き5億8百万円の純利益を生じました。この純利益については、減債積立金(借入金返済のための積立)に5千万円、建設改良積立金(施設の改修等のための積立)に3億5千8百万円、水道施設機能強化積立金(高度浄水処理や施設の安全性などの機能強化を図るための積立金)に1億円をそれぞれ積み立てました。

収支状況の前年度比較

(消費税抜き)

水道事業会計※1令和4年度令和3年度増減増減率
収益的収入

8,394 百万円

8,497 百万円

-103 百万円

-1.2 %

収益的支出 7,886 百万円 7,432 百万円 454 百万円 6.1 %
純利益 508 百万円 1,065 百万円 -557 百万円 -52.3 %

不良債務

(実質収支)※2

6,116 百万円 6,040 百万円 76 百万円 1.3 %
地方債現在高 10,661 百万円 10,740 百万円

-79 百万円

-0.7 %

他会計からの繰入金

63 百万円 63 百万円 0 百万円 0.0 %

※1.地方公営企業法を適用している公営企業です。

※2.不良債務欄については、不良債務がある場合マイナス(-)で表記し、流動資産が流動負債を上回る場合においては、その欄をプラス表記しています。

令和4年度決算収支状況

建設改良事業

 安定給水を確保するための管路整備として、馬淵川系導水管更新工事(平成29年度から令和5年度までの継続事業)や送水管・配水管の布設及び老朽管の布設替等(11.0㎞)を実施し、令和4年度末の水道管の総延長距離(口径75㎜以上)は、約2,094㎞となり、管路の耐震化率は、45.3%となりました。
 また、老朽施設の更新として、白山浄水場配水本管及び流量計室更新工事(平成30年度から令和4年度までの継続事業)や、新目時配水池(仮称)築造工事(令和2年度から令和4年度までの継続事業)、白山浄水場中央監視運転支援機能設備工事(令和3年度から令和4年度までの継続事業)等を実施しました。


(消費税抜き)     

令和4年度令和3年度増減増減率
建設改良費 3,577 百万円 4,908 百万円 -1,331 百万円 -27.1 %

損益計算書

当企業団の経営成績を表す計算書です。

令和4年度令和3年度増減
営業収益

7,344 百万円

7,436 百万円

-92 百万円

うち給水収益 7,048 百万円 7,182 百万円 -134 百万円
営業外収益 1,050 百万円 1,060 百万円 -10 百万円
特別利益 0 百万円 1 百万円 -1 百万円
水道事業収益 8,394 百万円 8,497 百万円 -103 百万円
営業費用 7,727 百万円 7,257 百万円 470 百万円
営業外費用 159 百万円 175 百万円 -16 百万円
水道事業費用 7,886 百万円 7,432 百万円 454 百万円
純利益 508 百万円 1,065 百万円 -557 百万円

貸借対照表

当企業団の資産の状況や財務の状態を表す計算書です。

令和4年度令和3年度増減
固定資産

84,614 百万円

84,486 百万円

128 百万円

流動資産など 7,263 百万円 7,527 百万円 -264 百万円
総資産 91,877 百万円 92,013 百万円 -136 百万円
負債 38,131 百万円 38,775 百万円 -644 百万円
うち企業債 10,661 百万円 10,740 百万円 -79 百万円
うち引当金 1,989 百万円 1,956 百万円 33 百万円
うち繰延収益 24,343 百万円 24,562 百万円 -219 百万円
資本金 48,453 百万円 47,473 百万円 980 百万円
剰余金 5,293 百万円 5,765 百万円 -472 百万円
総資本 91,877 百万円 92,013 百万円 -136 百万円

資金不足比率

「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により資金不足比率について、監査委員の審査に付し、その意見を付けて企業団議会9月定例会へ報告しましたので、公表します。

会計令和4年度資金不足比率経営健全化基準
水道事業会計 20.0%

注:資金不足額がない場合は「-」と表記しています。


【参考】資金不足比率の算定方法

 資金不足比率 = 資金の不足額÷事業の規模(営業収益-受託工事収益)

借入金の返済状況

令和4年度借入金の返済状況のグラフです。年々減少しており、借入金残高は106億円となりました。


一人当たりの借入金残高

令和4年度の給水人口一人当たりの借入金残高のグラフです。昨年度より微増し3.59万円となりました。

お問い合わせ先 経営企画課財政運営グループ 0178-70-7032

 

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