令和5年度決算のあらまし
概要
令和5年度は、将来にわたり安全・安心な水の供給と経営の安定化を図るため、第4次水道事業総合計画「はちのへ水ビジョン2019」第1回改訂版に基づき、施設の維持管理・更新事業を中心に事業を進め、更に水道施設や管路の耐震化等を実施しました。
業務量
令和5年度 | 令和4年度 | 増減 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
給水人口 |
292,953人 |
297,228 人 |
-4,275 人 |
-1.4 % |
給水世帯数 | 145,050世帯 | 145,012 世帯 | 38 世帯 | 0.0 % |
年間総配水量 | 29,551,521 ㎥ | 29,495,783 ㎥ | 55,738 ㎥ | 0.2 % |
1日平均配水量 | 80,742 ㎥ | 80,810 ㎥ |
-68 ㎥ |
-0.1 % |
1日最大配水量 | 90,053 ㎥ | 87,666 ㎥ | 2,387 ㎥ | 2.7 % |
財政の状況
主要財源の給水収益は70億1千4百万円と前年度に比べ0.5%減となり、依然として厳しい財政状況となっています。収益的収入は前年度に比べ2.1%減の82億1千5百万円、収益的支出は前年度に比べ7.3%減の73億1千2百万円となり、この結果、収支差し引き9億3百万円の純利益を生じました。この純利益については、減債積立金(借入金返済のための積立)に2億円、建設改良積立金(施設の改修等のための積立)に5億3百万円、水道施設機能強化積立金(高度浄水処理や施設の安全性などの機能強化を図るための積立金)に2億円をそれぞれ積み立てました。
収支状況の前年度比較
(消費税抜き)
水道事業会計※1 | 令和5年度 | 令和4年度 | 増減 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
収益的収入 |
8,215 百万円 |
8,394 百万円 |
-179 百万円 |
-2.1 % |
収益的支出 | 7,312 百万円 | 7,886 百万円 | -574 百万円 | -7.3 % |
純利益 | 903 百万円 | 508 百万円 | 395 百万円 | 77.8 % |
不良債務 (実質収支)※2 |
6,690 百万円 | 6,116 百万円 | 574 百万円 | 9.4 % |
地方債現在高 | 10,573 百万円 | 10,661 百万円 |
-88 百万円 |
-0.8 % |
他会計からの繰入金 |
64 百万円 | 63 百万円 | 1 百万円 | 1.6 % |
※1.地方公営企業法を適用している公営企業です。
※2.不良債務欄については、不良債務がある場合マイナス(-)で表記し、流動資産が流動負債を上回る場合においては、その欄をプラス表記しています。
令和5年度決算収支状況
建設改良事業
安定給水を確保するための管路整備として、馬淵川系導水管更新工事(平成29年度から令和5年度までの継続事業)(1.6㎞)や配水管の布設及び老朽管の布設替等(10.7㎞)を実施し、令和5年度末の水道管の総延長距離(口径75㎜以上)は、約2,098㎞となり、管路の耐震化率は、45.7%となりました。
また、老朽施設の更新として、川中島ポンプ場導水ポンプ吐出手動弁ほか更新工事、酒美平減圧弁及び電気設備更新工事、赤石配水池電気設備更新工事、ゆりの木減圧弁電気計装設備工事等を実施しました。
(消費税抜き)
令和5年度 | 令和4年度 | 増減 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
建設改良費 | 3,408 百万円 | 3,577 百万円 | -169 百万円 | -4.7 % |
損益計算書
当企業団の経営成績を表す計算書です。
令和5年度 | 令和4年度 | 増減 | |
---|---|---|---|
営業収益 |
7,169 百万円 |
7,344 百万円 |
-175 百万円 |
うち給水収益 | 7,014 百万円 | 7,048 百万円 | -34 百万円 |
営業外収益 | 1,046 百万円 | 1,050 百万円 | -4 百万円 |
特別利益 | 0 百万円 | 0 百万円 | 0 百万円 |
水道事業収益 | 8,215 百万円 | 8,394 百万円 | -179 百万円 |
営業費用 | 7,163 百万円 | 7,727 百万円 | -564 百万円 |
営業外費用 | 149 百万円 | 159 百万円 | -10 百万円 |
水道事業費用 | 7,312 百万円 | 7,886 百万円 | -574 百万円 |
純利益 | 903 百万円 | 508 百万円 | 395 百万円 |
貸借対照表
当企業団の資産の状況や財務の状態を表す計算書です。
令和5年度 | 令和4年度 | 増減 | |
---|---|---|---|
固定資産 |
84,563 百万円 |
84,614 百万円 |
-51 百万円 |
流動資産など | 8,200 百万円 | 7,263 百万円 | 937 百万円 |
総資産 | 92,763 百万円 | 91,877 百万円 | 886 百万円 |
負債 | 38,113 百万円 | 38,131 百万円 | -18 百万円 |
うち企業債 | 10,573 百万円 | 10,661 百万円 | -88 百万円 |
うち引当金 | 2,006 百万円 | 1,989 百万円 | 17 百万円 |
うち繰延収益 | 24,054 百万円 | 24,343 百万円 | -289 百万円 |
資本金 | 48,809 百万円 | 48,453 百万円 | 356 百万円 |
剰余金 | 5,841 百万円 | 5,293 百万円 | 548 百万円 |
総資本 |
92,763 百万円 |
91,877 百万円 | 886 百万円 |
資金不足比率
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により資金不足比率について、監査委員の審査に付し、その意見を付けて企業団議会9月定例会へ報告しましたので、公表します。
会計 | 令和5年度資金不足比率 | 経営健全化基準 |
---|---|---|
水道事業会計 | - | 20.0% |
注:資金不足額がない場合は「-」と表記しています。
【参考】資金不足比率の算定方法
資金不足比率 = 資金の不足額÷事業の規模(営業収益-受託工事収益)
借入金の返済状況
一人当たりの借入金残高
お問い合わせ先 経営企画課財政運営グループ 0178-70-7032