水道事業広域連携の取組み(三八地区)
水道事業の広域連携に関する検討経緯
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水道が維持管理の時代に突入している中、経営環境は、急速な人口減少等による水道料金の減収や施設・管路の老朽化等に伴い厳しさを増しております。将来にわたり安全な水の安定供給を維持していくためには、水道の基盤強化を図ることが重要であるという趣旨の下、水道法が平成30年に一部改正されました。
この法改正を踏まえ、水道事業者には市町村の域を越えた広域連携など、事業の基盤強化に向けた取組を推進することが求められております。 -
三八地区の水道事業体におきましても、事業体によっては将来的に単独での経営が困難な状況に陥る恐れがあり、広域連携による経営基盤の強化を喫緊の課題として取扱う認識を既に共有し、青森県が平成28年度に設立した「青森県水道事業広域連携推進会議三八地区会議」において、これまで検討を重ねてまいりました。
さらに、青森県南及び岩手県北の21事業体が平成20年1月に設立した「北奥羽地区水道事業協議会」では、従来の水道広域化検討に変え、新たな広域連携について実現可能なものから取り組んでまいりました。 - 青森県においては、水道事業における課題解決のための一つの方策となる「広域化」について、県内の水道事業における検討の契機とすることを目的として、今後の推進方針等をとりまとめた、「青森県水道広域化推進プラン」を令和5年3月に策定しております。
「青森県水道広域化推進プラン」はこちら(外部サイトへ)
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このように、国、都道府県、事業体が一体となり広域連携を推進しており、その中で、青森県が県内6地区を基本単位とした1つである三八地区の事業体において、水道事業の広域連携の実現可能性、広域連携後の経営方針、施設整備方針など基本的事項を早期に検討・協議開始するため「青森県三八地区水道事業広域連携推進任意協議会」を設置しました。
協議会では、令和6年度末を目途に広域連携の実現に向け、管理経営面及び技術面の両面で具体的な検討を進めていくこととしております。
検討結果
八戸圏域水道企業団を事務局とする、広域連携に関する検討結果は、次のとおりです。
- 平成28年~ 「青森県水道事業広域連携推進会議三八地区会議 」
- 令和4年~ 「青森県三八地区水道事業広域連携推進任意協議会」
水道事業の広域連携に関する検討状況について
今後の取組
- 現在検討している取組は、今後見込まれる人口減少と水道施設の老朽化に伴う大量更新期の本格的な到来を見据えたものです。
- 水道水は言うまでもなく、住民生活に必要不可欠な資源です。
その資源を、住民の皆さまが、将来にわたり安心して確保できるよう、三八地区では水道事業の維持に向け、広域連携を含めた様々な方策を引き続き検討していきます。 - 検討結果については、当ホームページで随時公表し、住民の皆さまの理解を得ながら取り組んでいくこととします。
お問い合わせ先 経営企画課総合政策グループ 0178-70-7030
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