色がついた水が出る
赤茶色の水が出る
【原因】
老朽化により宅内給水管に鉄サビが発生し流出してきたことが原因です。水道を長期間使用しなかった場合や凍結させてしまったときに多く出てくることがあります。また、赤茶色のサビの粒として出てくる場合もあります。ボイラ配管がさびている場合はお湯側で赤茶色の湯が出てきます。
このほか、消火栓の使用や水道工事により配水管内の流速が変化することによって、配水管内のサビが一時的に出てくることがあります。
鉄サビにより着色した出し初めの水(左)としばらく出した後の水(右) |
【対策】
原因が給水管の老朽化による場合は、根本的な解決にはさびている箇所の交換が必要です。給水管はお客様の所有になりますので、交換はお客様負担になります。
鉄の一日必要摂取量(*)は男性で6.0mg、女性で8.5mgです。水質基準0.3mg/Lは、洗濯物を着色させるなど生活上支障がないように設定されています。出し初めの水は飲用に用いず捨てるなどして、透明になってから使用すれば飲用に問題ありません。
*厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年版)』の成人(20歳)における推定平均必要量
白い水が出る
【原因】
蛇口から水(お湯)をコップに入れてしばらくすると透明になる場合は、細かい気泡が白く見えたもので飲用に差し支えありません。
→ 数分後 |
【参考】
水道管内では水に圧力がかかっています。圧力が高いと気体は水に溶けやすく、圧力が低いと溶けにくくなります。そのため蛇口から出た水から空気が小さな気泡となって出てくることがあります。
また、気体の溶けやすさは水の温度が上がると小さくなります。給湯器で温められたお湯が白くなる現象も、温度が上がって溶けきれなくなった空気が泡となって出てくるものです。
時間が経っても白い色が消えない場合や異物がある場合は、水質管理課までお問い合わせください。
浴槽の湯が青い
浴槽や大きな容器などに水を張ったときに水が青くみえる原因は、赤い光は吸収され青い光が散乱しているためです。これは海が青くみえるのと同じ原理で、特にベージュ系の浴槽でみられる現象です。
銅が溶けて水が青くなるのは銅濃度が100mg/L以上です。銅の水質基準は1mg/Lであること、給湯配管等から銅が溶出しているとしても100mg/Lを超えることは考えにくいので、水が青く着色することは通常ありません。
浴槽や洗面器に青いものが付く場合は銅石けんが考えられます(「浴槽や洗面器に青いものが付く」参照)。
浴槽の水 |
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お問い合わせ先 水質管理課 0178-27-0312